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木曜時代劇
「木曜時代劇」と書きたかったのに、誤変換で「も供養時代劇」と出た……「も供養」ってなんじゃいな。

子供の頃から時代劇が好きなワタクシです。

なぜって? 勧善懲悪で見終わった後にスッキリできるから、でしょうかね。理由があるとすれば。

だから、「鬼平犯科帳」みたいな話よりも「暴れん坊将軍」だの「水戸黄門」といった、わかりやすーい、単純なモノがどっちかと言うと好き。

そして、こと時代劇に関しては某国営放送が非常にレベルが高い、と思っています。

大河ドラマは1年の長丁場だけに、テーマや役者によってかなり面白さが左右されてしまいますが、数回の連続モノについては、やっぱり面白いものが多いです。

その中でも、これまでのワタクシ的ランキング第1位は、不動の名作「一絃の琴」(宮尾登美子作/田中美里主演)です。あれは、いい。本当にいい作品です。

出演者たちのこなれた土佐弁が耳に心地よく、誰がどういい、ではなくどの出演者もハズレのない完璧な作品。

第2位は「蝉しぐれ」(藤沢周平作/内野聖陽主演)。これも、いい。相当いいです。こちらは切なさがかなり身に染みる、オトナの時代劇。

「蝉しぐれ」は、藤沢周平ブームに乗って映画化もされましたが、映画はちょっとね…ワタクシの好みからは完全に外れていました。どっちかというと、映画版は若い子向け。時代劇になじみがない人が見たらちょうどいいかもしれない。でも、時代劇が好きな人や本当に藤沢周平の世界が好きな人、奥深い作品が見たい人には、絶対にドラマをオススメしたいです。

あの世界観を2時間ほどの映画で表現するのがまず難しいと思うんですね。確かに、ロケを長期間に渡ってしているので、風景的にはとっても素晴らしいんですけれど、その上に乗る演技がね。風景に負けている気がするんですよ、映画版は。

で、これらに匹敵する時代劇が久しぶりに登場!

といっても、来週で最終回を迎えてしまうんですが……(紹介するのが遅いよ!)

木曜時代劇「陽炎の辻 居眠り磐音 江戸双紙」(佐伯泰英原作/山本耕史主演)です。

原作は500万部を超えるほどの大ベストセラーなんだそうです。すみません、ワタクシ全く存じ上げませんでした。。。

主演の山本耕史(呼び捨てごめん)がまずすごくいい。山本さんは、時代劇が断然良いですね。綺麗な顔立ちなので、カツラが似合う。マゲも似合う。殺陣もうまい。そして、所作が美しい。

最初に「山本耕史って時代劇が似合うな~」と思ったのは、大河ドラマ「新撰組」での土方歳三役を観た時でした(遅くてごめんね)。でも、本編を放送している時は「土方歳三にぴったりだな」くらいにしか思っていなくて。

その後、お正月の特番時代劇で、近藤勇の亡くなった後の土方歳三を描いた「最期の一日」というドラマがあったんですね。それがよかった。ホントによかった。見た目もすんごくカッコよかったし(洋装の土方さんによく似てるし)、武士以上に武士らしい振る舞いもカッコよかった。

それ以来、「また時代劇やらないかなー」と漠然と思っていたのですよね。「華麗なる一族」とかに出てる場合じゃないぞ、と。

今回の「陽炎の辻」の主人公・坂崎磐音は、剣の腕がたつ武士は武士でも、「受け身」を得意とする殺陣なんですね。山本さんも各所インタビューで語っていたように、「自分から前へ出て行く芝居&殺陣ではないので、とても大変だった」そうです。

これまでの時代劇(活劇モノ)って、主人公は当然強いわけで、そうなると自ら仕掛けていくような殺陣が必然的に多くなりますよね。しかも、剣術は強いけれど、例えば女が苦手、とか。逆に女好き、とか。酒にめっぽう溺れやすい、とかね。強いだけに、どこか弱点もあるタイプが多かった。

ところが、(少なくとも、私が見た限りでは)今回の坂崎磐音は違います。剣術も強くて正義感は強いし、心も優しい。もちろん、女性にも子供にも。礼儀をわきまえているし、人情もある、言ってみれば完璧。つまりヒーローなんですね、磐音は。

強いだけで周囲から信頼され慕われてるわけでは決してない。そんなところが、磐音の魅力なんじゃないかな、と思います。

昨日放送された「とわの契り」では、泣かされました~。許嫁の奈緒が、家があまりに困窮しているために千両で身売りし、花魁になってしまうのです。それでも、気持ちはずっと磐音のことを思い続けている……

私はてっきり、磐音が身請けでも奪うでもして二人は結ばれるのかと思っていたのですが、どうやらそうではないらしい。「蝉しぐれ」にも通ずる美学「辛いことも耐える」「運命・状況を受け入れる」ということなのかな、と私は見ていて思いました。

そういう、現代ではなくなってしまった日本人の(武士の?)考え方・生き方は、見ていて切ないし感動する。決して「投げやりになる」わけではなく、でも「あきらめる」しかない時代であったり、状況というものが、昔は現代よりも断然多かったわけですね。身分だとかお金だとか。そこを山本耕史はちゃんと表現できていました。だからこそ、ヒーローがヒーローらしくカッコいいわけです。

個人的には、奈緒役の笛木優子さんもよいです。彼女が許嫁役で、大して出番もないままなのかな~なんて思っていましたが、まさかそんな展開になるとは……「とわの契り」で奈緒と磐音が見つめ合うシーンはドキドキして切なくて、泣けました。

正確に言うと、そのシーンではまだ泣けないんですけど、そのシーンの後、磐音が戻ってきて「全て終わりました」とおこん(中越典子)言ったところで、一気に涙腺が切れましたね~

だって、明らかに二人とも想い合っているのに、そういう思いのこもった目で視線が交わっていたのに! それでも「定めを受け入れていかねばならぬのです」的な発言ができる磐音、素晴らしすぎます……

来週でもう最終回だなんて~! 時間帯的に見れなくて見逃した回もあるので、ぜひぜひ再放送していただきたい。今度は全部録画しまふ。

原作はもっと続いているようなので、続編もあるかも??(でも、続編が面白いとは限らないのであんまり望みませんが。。。)
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2007/10/10(水) 01:56:33 | 時代劇への思い
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